1954-10-14 第19回国会 衆議院 厚生委員会 第70号
あす特に資料を御提出いただいて質問を続けて申し上げたいと思いますが、ただ今日重ねてはつきり御回答いただいておきたいことは、今まで国民総医療費のうちで、ことに国が負担しておつた医療費の負担分というものは、二十九年度では百九十七億であるということ、これは結局政府が従来説明して参つておつた国庫負担分がまことに多額に発表されておつたことははなはだしく齟齬して参つておるという点であります。
あす特に資料を御提出いただいて質問を続けて申し上げたいと思いますが、ただ今日重ねてはつきり御回答いただいておきたいことは、今まで国民総医療費のうちで、ことに国が負担しておつた医療費の負担分というものは、二十九年度では百九十七億であるということ、これは結局政府が従来説明して参つておつた国庫負担分がまことに多額に発表されておつたことははなはだしく齟齬して参つておるという点であります。
国民の医療費は三%が適正である、そこらあたりが適正であるという認定のもとにつくつた医療費体系というものが、昭和二十七年からわずかに二年経過した昭和二十九年においては根本から瓦解をせざるを得ない情勢が出て来ておるということなんです。こういう経済の客観的な情勢の変化に対して医療費体系というものはどういう適応をやつて行くかということなんです。これをひとつ御答弁を願いたい。
その調査で各患者の家庭において、その家計の中から、病人が出ました場合にその都度支払つた医療費というものの調査をいたしておるのであります。これを全国推計いたしまして、そうしてそれを足して行くという方法が一つございます。
それからもう一つ明らかな現象として現われておりますのは医療救護費でありますが、これは薬価が高くなつた、いい薬が製造されるようになつた、医療費が高くなつたという関係で、医療救護費の赤字は全国で今年度四十七億ぐらいあるらしい、これは十何億かこの間予備費から支出して一応の手当はしたそうですが、いずれにいたしましても二十八年度で総額として四十七億ほど赤字があるそうです。
にお尋ねしたいのですが、結核対策、予備費の予算につきまして、先ころから山口公衆衛生局長に質疑をいたしましたのですけれども、私は本年度政府でとられましたところの百三億四千万円という予算は、昨年度の八十七億九千万円という予算より、総額においては十五億余り増額になつておるけれども、実際上の一般の物価の値上り、それに伴う職員のベース・アップだとか、一点単価の引上げだとか、あるいは昨年度半年計画でやつて行つた医療費
なお国民健康保險につきまして、これは比較的小さな問題でございますが、今回の税法によりますと、お医者さんの力も附加価値税が相当重く課かつて来ているようでございますが、国民健康保險で取扱つた医療費につきましては、どうか附加価値税の対象から除いていただきたいと考えるのでございます。と申しますのは、今の附加価値税が課けられますと、いずれ健康保險の方の單価が引上げられなければなりますまい。